タブレット、スマホで十分だからパソコンはいらない?弱点を補完して最大のメリットを享受
これからの現代人に必要なのはITリテラシー
※ITリテラシーとはITを利用して安全、正確に効率よく情報を活用できる能力のこと
●今のネット社会は、パソコンやスマホなど端末の性能向上やインターネットのインフラ化、Wi-Fiなど無線環境の普及などとても便利になりました。しかしその反面、私たちのITリテラシーはなかなか向上していません。ネットセキュリティーのリスクや、ITトラブルに対してもほとんど対応力が無く、いまだにネットのサポート詐欺被害もなくなるどころか隆盛を極めています。
●サポートエンジニアとしてユーザーサポートの現場から感じていることがあります。それは民間の商業的なものをはじめとして公的なものにも予算獲得と消化目的のためのラーニングばかりが乱立していることです。講座内容は陳腐化し個々人に直接役立つITリテラシー向上のための教育の支援や仕組みは、ほとんど存在しないということは深刻な問題です。
●そのような現状のため、ITリテラシーに対する意識はユーザー個人の判断次第になっていて、いわばユーザーまかせ。道路など交通インフラを利用する際のマナーやルールと同じような社会常識としての基本的なITリテラシーを学ぶ場所や制度というものもありません。それぞれが自己流の利用実態になってしまっています。
●これではITのリスクや安全を脅かす脅威は一向に減らないどころか、現在の日本はその遅れで国民病ともいえるような深刻なIT音痴国家になり果てています。
●ITをインフラとして使うためには、やはり個人個人のスキルやリテラシー向上が喫緊の課題になっています。最近では学校教育や事業所でも積極的に情報教育に取り組み始めているようです。
●これまでのようにITは業界の一部の特殊な人だけが知っていればよいというわけにはいかなくなっています。パソコン、スマホ利用者ならだれにとってもあんしんと安全にかかわるITリテラシーは、これからのIT社会では最も必要で重要な部分だと思います。
●そこで今回は、自分のITリテラシーがどの程度なのか確認できる方法をお話ししたいと思います。
ITリテラシーの確認には「P検」が最適
●ITの資格については、様々なものがありますが、今回ご紹介するP検協会運営の「P検」は問題内容のバランスと役立ち度から見て、ITプロお勧めの検定試験です。老若男女を問わず、IT関連の職業ではない一般の職業の方にも是非受験していただきたい検定試験です。
●P検は1級~5級まであって、分野を深く専門的に掘り下げるのではなく、ITに関する様々なカテゴリーから幅広く出題されます。
●普段の生活や一般業務にも関連した出題傾向で、ユーザーのリテラシー向上にも非常に効果的。めったに生活に出てこないような内容の専門的な設問ではなく、普通に社会に暮らしていて本当に必要で役立つITの知識から出題されますから、勉強して損をすることはありません。
今すぐできるP検5級無料受験で確かめよう
●P検の中でも「5級」は特別な登録や申請なども必要なく簡単にネット上で無料受験できます。この5級無料受験で、自分のITリテラシーがどのくらいなのか確かめてみましょう。
●パソコンで以下のURLにアクセスし、「P検5級にチャレンジ」をクリックするだけです。
https://www.pken.com/tool/05_test.html
●まず、受験に必要なPCの動作要件を確認してください。あとは、表示の案内の通りに進むだけ。問題は30問で、時間制限があります。最後に受験結果が表示されます。その結果で、今のあなたのIT理解度、ITリテラシーをある程度評価出来ると言ってもいいでしょう。
●さて、みなさんはどのくらいの正解率でしたか?
※その場で受験結果が表示される。
模擬試験2級までネットで試せる
●P検のページでは、そのほかにも2級~4級の模擬試験も無料で体験できます。
https://www.pken.com/tool/moshi.html
●5級に合格できた方は、さらに上を目指して4級、3級無料模擬試験へチャレンジしてみましょう。受験結果はプリントアウトも可能です。
●5級に合格できなかった方は、自身のあんしんと安全のためにも、ITについての理解度をもっと高めるような工夫が必要でしょう。
●IT関係の仕事に従事している、また、人のパソコンを面倒みてあげたり人にアドバイスをする立場にある方は5級は全問正解が理想です。
●仕事などで会社や他人のパソコンを扱っても問題がないリテラシーの判断としては、最低限5級の完クリ、模擬試験2級合格程度は必要ではないでしょうか。
●本受験は、以下のページに記載されている方法で予約をし、受験できます。
https://www.pken.com/personal/index.html
●学校で、職場で、仲間内で、みんなでP検を受験し、ITのことをもっと知り、語りあってリテラシーの向上に役立てましょう。
※本コラム記事掲載にあたりまして、事前にP検事務局様からのご了承をいただいております。
あんしんパソコン相談室
九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/