余計なお世話が行きすぎた結果、著作権侵害幇助で御用
●今年は、公私ともに環境の激変が続いた年でありましたが、私の予想では、日々の現場でのIT事情などから推察すると来年はもっと変化の激しいIT事情の1年になることが予想されます。
●来年はどんな年になるのか実際のITサポート現場経験、つまりITの最前線で見えてくる現実から分かる"三つの現実"をお話したいと思います。
1.Windows10
●一つ目がWindows10です。サポートの現場でも、既存のインフラと整合が取れない、間に合っていない場面が増えてきています。これではアップグレードは進まない・・というより移行できないという現実が解決されないまま、無償アップグレード期間が終了してしまうことになるでしょう。ですから私は、おそらくアップグレード可能期間の延長が行われる可能性がないとも限らないと思っています。
2.オープンソースソフトウェアの台頭
●二つ目は、オープンソース・ソフトウェアの台頭があります。すでにインターネットではFlashの事実上の引退宣言でHTML5が"標準化"されて行きます。スマホ・タブレットでも様々なオープンソースソフトウェアが群雄割拠して賑わっています。既存OSのからの脱却を選択する場面も出てくると思います。
●これまでのような販売ビジネスとしてのソフトウェアへの投資と回収というサイクルが間に合わなくなるほど、ネット社会は成熟へと向かっています。そのようなサイクルを持つこと自体がリスクになってしまうくらいのスピードでアプリケーション環境は進化しています。来年は、さらにオープンソースの他にもサブスクリプション化、Webアプリケーション化も相まってIT環境の低コスト化と利便性の向上は進むものと思われます。
3.メーカーの凋落とユーザーサポートへの懸念
●三つ目は、東芝問題などIT端末メーカーの弱体化、再編などでユーザーサポートに懸念が出るということです。これまでのメーカーは手厚いサポートを求めるユーザーが多くいた事もあってここまでやって来ました。しかし、端末の低額化や販売台数の低下で青息吐息。どこのメーカーもこれまでと同質のサポートが提供できるかどうか微妙です。そもそもサポート自体を放棄しているようなメーカーも出てきているようです。これでは、メーカーを信じていたユーザーは置き去りになってしまう可能性もあります。来年からは、ITサポートの充実を地域や社会で堅持しようとする動きが出てくるかもしれません。
●以上が、現場目線で見た三つの現実から見えてくる来年のIT予測です。来年も、ITサポート現場という最前線からユーザーに役立つ情報を提供していきたいと思います。
九州インターワークス
「本当にそのシステムは必要ですか?」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/cost.htm