ITトラブルで"たらいまわし"に? これからのIT社会にはあんしん安全なサポート体制が必要
地方のIT事情はほとんどが同じような状況になっている
●最近の相談でよくあるのが、会社のIT運用と管理がずさんで社員や従事者が困っているという現実的な問題です。
●小規模な事業者でも最近では数十台の端末とネットワーク環境があるのですが、システム会社との保守管理契約は高額なため締結しないで運用している状況が増え続けています。
●そのため、そのほとんどの地方の事業所でIT事情が同じような状況になっています。
どのような状況かと言うと、
1.以前頼んでいたシステム業者とは音信不通になってしまっている
2.会社に誰もIT管理者がいない。
3.社内のIT環境が現在何がどうなっているか誰も把握していない。
4.トラブルが起きても原因がすぐに判明しない。
5.業務が長時間止まってしまう
6.問題を解決した時点の情報を記録していない
7.情報がないため、管理・保守に支障が出る
8. IT運用管理に社内コンセンサスが形成されておらず個々の自己流運用管理になっている
IT環境にこのようなことが頻繁に起きていて、それがループ状態になっているのです。
●しかし、自社内だけの問題だから大勢に影響なしと結論付けたがる事業者も多いですが、社内だけの問題なら何の問題もないのかというとそうではありません。
内部だけの問題では済まなくなる
●以前相談があった事例では、事務所のメイン機に経理情報が入っていて社内ネットワークの管理運用がずさんで、どこからでも誰でもそのデータにアクセスできてしまっていたために、社員が給与台帳を閲覧。その中の数人が誰々よりも給料が少ないなど知るところとなり、結果、揉め事になって退職者を出してまった・・・と言うことが実際にありました。
●こんな事業者はそのうちに個人情報の漏洩なども引き起こしてしまう可能性もあります。
●実際にそのサポート事例では、辞めていった社員が顧客名簿をコピーして持って行ったらしいので調べてほしい・・・という最悪の結末が待っていました。
●このように、ずさんな管理は会社全体にとって相当な痛手となりますが社会的な問題にも発展しかねません。
●ところが、多くの経営者は暢気なものでウイルスソフトが入っているから大丈夫とか、うちの社員にはそのようなのはいないとか、全く対策や対応する気配がありません。
責任のなすりあいを始めてしまう
●実際に被害が起きると経営者は自身のずさんな管理を省みることはなく、犯人探しや懲罰などに懸命になる傾向にあり、これでは社員はたまったものではありません。
●社員や従事者も、そのような場合に責任を擦り付けられるままになる前に、経営者に環境改善を提案しておく必要があります。会議の議事録などに残しておけば、何かあったら「だからあの時言っていたじゃないですか」といえます。
●経営者も、社員の不祥事が会社の一大事となる前に対策や対応を怠るべきではありません。中小零細企業でもITマネジメントについてもっと意識と理解を深める必要がある時代になっているのです。
●そのために、日ごろからトラブルが起きないように、起きても迅速で的確な対応ができるように、さらにその責任を明確にしておく必要があります。
●そうしなければ何度も同じことの繰り返しが起き、弱者へその責任が押し付けられるだけで何も改善が進まないという悪循環になります。
●IT研修や講習は経営者、従事者双方にとって大きな解決策となります。社内で講習、研修を通してコンセンサスがとれていれば、何かあっても対応や責任が明確となってトラブル解決が迅速、低コストに行われるでしょう。
※ITの内部コンセンサスはこれからの課題
NetProve ネットプローブ
「情報管理サービス」
九州インターワークス
http://www.kumin.ne.jp/kiw/security.html