IT機器の純正品(正規品)と社外品(互換品)はどちらを買った方がいいのか
パソコンがおそいことに疑問を持とう
●パソコンは道具です。特に計算を早くするための道具だというのに、遅いパソコンは道具として用をなしていません。でも遅いのが当たり前だと思って辛抱しながら使っている我慢強い人がいます。そんな人は少し考え方を変えてみましょう。
●とかく人間は辛抱が必要だとか我慢が必要と言われます。子供さんが「このパソコン遅いからどうにかして!」と言った時にほとんどの親は、「我慢しなさい、仕方がないでしょ!」「古いパソコンだからしょうがないの!」と言っているはずです。
●そもそもコンピュータが発明されたのは我慢や辛抱をするためではなく、文明の利器として早く物事を処理するために考えられ、造られたのです。そのために高いお金を払って買ったはずなのです。だから、本当ならば「おそい」ということに疑問を持たなければいけません。
●子供は、至極当たり前のことを言っているにすぎないのです。大人の多くはそういう場合には本来使ってはいけない「我慢」や「辛抱」という魔法の言葉を持ち出して子供を黙らせようとするわけです。
●その証拠に、「パソコンが新しい頃にはそんなに遅くなかったのに・・・」と子供はちゃんと知っているのです。要するに、パソコンの面倒を見るなんて御免被りたいし修理に出す羽目になったらお金がかかるので親はその場を逃げたいだけなのです。大人の心は汚れているのです。
●で、そのおそいパソコンとやらは一体どうなってしまっているのかというと、当然使っていくうちに遅くなったのはいうまでもありません。
パソコンという道具にもお手入れが必要
●たとえば、包丁やハサミなどもそうですが使っていくうちに切れなくなります。砥石で砥ぐことで切れ味は復活させることができます。要するに手入れが必要です。
●パソコンも道具ですから全く同じなんです。
●きちんと「手入れ」をしなければいけません。しかし、この手入れはやはり専門的な知識が必要です。刃物もそうですが素人が上等な刃物を適当に砥いでしまうと砥ぎ方次第で刃をダメにしたりします。プロの砥師さんが砥ぐと、感動的なまでに切れるようになります。やはり餅は餅屋ですね。
●プロの砥ぎ師さんに聞いた話ですが、最近流行のお手軽な台所シャープナーのことを離してくれました。刃物をスライドさせるだけで切れ味が復活するという便利商品ですが、ものによっては上等な刃物をダメにしてしまうこともあるそうです。パソコンも同様にお手軽感覚で検索で出てくるフリーのパソコン修復ソフトなどを適当に使用すると余計におかしくしてしまいますね。
●やはりパソコンも年に一度くらいは専門家に診断、整備してもらう方が良いのです。特に仕事で使っているような安全性と処理速度が求められるパソコンは、専門家の目を通しておくとあんしんです。
遅いパソコンが常識化するのは大問題
●パソコンも使い放しにすれば、当然様々な部分に歪が出てきます。バージョンアップが進んでいない、ゴミファイルやバックアップデータの肥大化、いつの間にか組み込まれているブラウザのアドオン、フリーソフトにくっついてくるマルウェアなど、遅くする原因のオンパレードです。
●これらをきれいさっぱりにすることでパソコンを買った時の切れ味(速さ)に戻せば、作業効率や安全性が断然アップします。
●パソコンはおそくて当たり前だという間違った常識が蔓延すると、会社や事業所などでもその非効率な環境が当たり前かのように運用されてしまいます。その無駄な時間分が当然コストに跳ね返ってきます。おそいパソコンのせいで給料が減らされでもしたら、社員はたまったものではないですよね。
●それだけでなく商品価格に上乗せでもされてしまっては消費者もその煽りを受けてしまいます。ですから、パソコンがおそい、おかしいと感じた場合、ずるずるとその状態を継続することでプラスになることは何もありません。マイナス要因だけしかないのです。
●でも、余りに古くて遅い・・・という場合はどうしようもありません。道具にも「寿命」というものがありますので、10年以上前のパソコンは勇退が華です。老骨に鞭を打つようなことはお勧めではありません。
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「パソコンがおそい、固まる主な原因」
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