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プロは使わないIE・・・IEはWindowsのお荷物に
●これまでたびたびセキュリティーの問題で様々な問題が起きているIE(インターネットエクスプローラ)。IE(インターネットエクスプローラ)とはWindows標準のインターネット閲覧ソフトのことです。
●私たちプロにとってIEの問題はあまり影響がありません。なぜかというと私たちはIEを使わないからです。どうしてもIEしか対応しないWebサイトでは使用しますが、普段は基本的に使用しないのです。
●現在使っている閲覧ソフト(ブラウザ)は他の物で、用途別に3~4種類は使っています。
●当初からWindowsのIE(インターネットエクスプローラ)は問題が多く、セキュリティー面だけでなくネットのブラウジング挙動など問題も深刻でしたが、私が使わなくなった一番の原因は、OSと切り離せない仕様にあります。要するに、IEが落ちるとOS(エクスプローラ)を巻き込んでOSごと落ちてしまうのです。これは、Windowsを利用する場合の、致命的なリスクと言っても良いでしょう。
●Firefoxなどのブラウザは、OS上でソフトウェアとして割り当てられたメモリ空間内で動作し、OSを巻き込みません。これが安定性と安全性の要になっています。
●Windowsが安定しないと以前から言われてきた原因の一つは、このインターネットエクスプローラにあると言っても過言ではありません。この伝統?は未だに受け継がれているようでWindows10になってからも諸事情でMicrosoftはIEを捨てることはできませんでした。
●諸事情の一つは、IEで動作しているWebサービスやWebアプリケーションがまだかなりつかわれていて、IEを無くせば困るユーザーが相当数多くいるという実態があるからです。
ブラウザ? それって美味しいの?
●IEの問題がどうのということは今更感がいっぱいで、今頃何を言ってるの?・・・というのが正直な感想であり、セキュリティーの問題などというのは今始まった話ではありません。
●しかし、現実には企業、公共サイトではIEしか動かないWebアプリも数多いのが現状。それも「バージョン10以上に挙げてはダメ!バージョン限定!」とか、遅れているシステムをどうにかしないで上から目線で要件にしているのは笑えるのですが、ユーザーにしてみれば、ちっとも笑えない現実です。
●「ネットブラウザ」という言葉でさえ「専門用語を使うな!」といわれかねないリテラシーが乏しい日本の一般ユーザの意識・状況では絶望的な段階にあります。このままでは「ブラウザ」という言葉を下手に使っていると、「それって美味しいの?」なんて言われかねないですね。
●サポート現場では実際にいまだにかなりの数でIEを使っているユーザーに遭遇します。Windows標準のブラウザである「Edge」への切り替えも、なかなか進んでいません。それというのもユーザーによっては切り替えるように促す表示などがマルウェアのインストール誘導のように感じてしまって、ネーミングも聞きなれないためです。
●Microsoftはリテラシーが低いユーザーへのアプローチボーダーが高すぎなのです。知ってて当然わかって当たり前というIT野郎のメンタルそのままではますますMicrosoftはIBMと同じ末路に直行するでしょう。
●もしIEを使っている方は早急に代替ブラウザに乗り換えてください。
●Windows標準以外の代替のWebブラウザは以下の通りです。(導入は自己責任で) ちなみに"ブラウザ"は食べられません。
○Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
○Google Chrome
https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/