「大阪ハリストス正教会」:木造ビザンチン様式
「ルノー」の工場跡を再開発した音楽複合施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」が「パリ」郊外に完成しました。
設計は、「坂茂(ばんしげる)」さんです。
「パリ」の西側にある「セーヌ川」中州の「セガン島」に、クラシック音楽専用の「コンサートホール」(1,150席)と、最大6,000人収容の「多目的大ホール」などが設けられ、川に浮かぶ船のようだといいます。
環境面での配慮を意匠に反映させることで、木材を格子状に組み合わせた卵形の「コンサートホール」は、ファサード(正面部分)が「太陽光パネル」の三角形の「帆」で覆われ、太陽の動きに合わせてレール上を左右に動く構造になっているそうです。
来る時間によって建物の形が違うというのは、建築として珍しく初めてのアイデアで、これが一つのモニュメンタリティー(記念碑的なもの)になるのではないかといいます。
帆が常に太陽を向いて発電効率を上げるほか、ロビーのガラス面に日陰を落とすことで空調効率も上げています。
世界的な音響設計家である「豊田泰久」さんと取り組んだ「コンサートホール」の内部は、天井に耐火処理した紙筒がはめ込まれ、内壁には波形の合板が使われ音響効果を高めています。
大ホールでは正式オープン前日には、「ノーベル文学賞」を受賞した歌手「ボブ・ディラン」さんが公演しています。
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所