「大阪ハリストス正教会」:木造ビザンチン様式
公共建築設計コンクール「あすなろ夢建築コンクール」は、大阪府内で建築を学ぶ「専修学校」「高等学校」等の生徒・学生を対象に、実践を通して生きた教育現場を提供することにより、建築技術者を目指す生徒達に夢と感動を与え、資質や能力を高め、将来の建築技術者の育成に寄与することを目的として平成3年度から毎年実施されています。
今年の設計課題は、大阪府営堺宮山台4丁住宅の「集会所」です。
この住宅は、「堺市」の「泉北ニュータウン」にあり、泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」から北西に徒歩約20分の場所にあります。
昭和40年代に建設された当住宅では、現在、第1期の建替え工事が進められ、順次、住棟の建設が進められる予定です。課題である「集会所」は、第3期工事で建設する計画となっています。
当住宅の北側、東側、南側は、戸建て住宅が建ち並び、西側は緑道を挟んで緑地に面しています。計画地は当住宅の東側に位置し、周囲から開けた場所であり、道路を挟んで戸建て住宅地に面しています。また、計画地は前面道路より1m程度高いレベルにあります。
計画地は本住宅地と周囲の住宅地を合わせた宮山台4丁の中心に立地し、住宅の内からも外からも見通しの良い位置にあります。
このようなロケーションを踏まえて、主として本住宅の居住者が利用し、近隣住宅地の人々も訪れる“多様なコミュニティ活動の場”をテーマとした「集会所」の提案が求められました。
(讀賣新聞:2017.02.28抜粋)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所