「校倉造り」:東大寺「正倉院」

高塚哲治

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テーマ:名建築/迷建築

 東大寺「正倉院」は、奈良市にある東大寺大仏殿の北北西に位置する「校倉造り」(あぜくらづくり)の大規模な高床式倉庫です。  
 「聖武天皇」「光明皇后」ゆかりの品をはじめとして、「天平時代」を中心に多数の美術工芸品を収蔵していた建築物で、1997年(平成9年)に「国宝」に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコ「世界文化遺産」に登録されています。
 「校倉造り」は、「柱」を用いず、木材を井桁(いげた)に組み上げた「壁構造」の建築物です。
 「日本」においては、「弥生時代」ごろから倉庫などに用いられ、「奈良時代」に建てられた東大寺「正倉院」は、現存する代表的な「校倉造り」の建築物です。
 同じような工法は、「中国」「北欧」「ロシア」など木材の豊富な地域でみられます。








(讀賣新聞16.09.18抜粋)

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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