「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
「村野藤吾賞」は、日本現代建築に多大な功績を残した建築家の「村野藤吾」を記念して、感銘を与えた建築作品を設計した建築家を毎年ひとり選んで授与する賞です。
毎年、受賞者は1名で、「村野藤吾」記念会会員であるか否か及び受賞歴は問わないとされています。また、自薦、他薦を問わないとされています。(ただし、自薦の場合は応募時に「村野藤吾」記念会の会員になる必要がある。)
「新潟市秋葉区文化会館」は、新潟市秋葉区に建つ496席のホールを持つ文化会館で、新津丘陵に習い「文化の里山」を目指した丘のような建築です。
ホールを中心に楽屋廊下、練習室や楽屋兼会議室、ロビーが順に取巻く構成で、各諸室に楽屋廊下とロビーの双方からアクセスでき、様々な使い方ができる建築物です。
市民ワークショップを通じて部屋が加えられ、平面形は正円から46の半径を持つ接円弧へと変化し、段状の全体形と平面形とのズレを、ねじれた構造体が繋いでいます。
洞窟のようなホールは、コンクリート構造体が比重の大きな音響反射面となり、この場所だけの音を響かせ、開口部にはアルミ吸音板がはめ込まれて、音響の調整を担うと共に木漏れ日のような光を見せています。
(讀賣新聞16.09.15抜粋)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所