耐震化済み「体育館」も倒壊のおそれ

高塚哲治

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テーマ:技術

 「熊本県」などで発生する一連の地震で、耐震化が終わっている「熊本市」の小中学校24校の「体育館」で損傷が見つかり、市の「教育委員会」が倒壊の危険もあるとして、避難者を校舎などに移動させていたといいます。
 県の「教育委員会」も県立高校の被害状況を調査中で、一部の学校では避難者を移す措置をとったようです。
 「耐震改修促進法」では、震度6強程度の地震時にも倒壊しないレベルの耐震性を求め、市立小中学校全137校の「体育館」は、3月までに耐震化を終え、いずれも災害時の避難所に指定されています。
 「前震」の発生後、市の「教育委員会」が調査したところ、16の「小学校」と8つの「中学校」の「体育館」において、耐震補強を施した部分が損傷したり、外壁が落下したりしているのが見つかったようです。
 倒壊する危険性や、落下物でけがをする恐れもあることから、避難していた住民らを校舎などに移したといいます。
 「非構造部材」を含んだ耐震改修工事の難しいところです。




(讀賣新聞16.04.21抜粋)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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