「外壁タイル」はく離で訴訟

高塚哲治

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テーマ:欠陥住宅

 「外壁タイル」のはく離の問題は絶えることがなく、大変危険な建築物も見受けられます。
 施工時の問題点を考察したものが下記です。
①「下地コンクリート」の不良
   《「下地コンクリート」の不良部分の未補修と清掃不良、はく離防止対策工事の未施工に伴う「下地コンクリート」の   過度の平滑性、および「下地コンクリート」の平たんさの不良》による「下地コンクリート」と「張り付けモルタル」や「下地   調整モルタル」間の「接着不良(浮き):はく離」、ならびに「外壁タイル」の「割れ」の発生。
②「外壁タイル」張りの施工不良
   《叩き込みの不足/ドライアウト/オープンタイムの管理不良等》に伴う「タイル」と「張り付けモルタル」間の「接着不良    (浮き):はく離」と「外壁タイル」の「割れ」の発生。
③規定された場所への「伸縮調整目地」の未設置。
   《規定された場所への「伸縮調整目地」の未設置》に伴う「下地コンクリート」と「張り付けモルタル」や「下地調整モル   タル」間の「接着不良(浮き):はく離」、ならびに「外壁タイル」の「割れ」の発生。
 建築時は、施工(特に下地の状況)に十分留意すること。使用後は十分な点検を行い、不具合が認められる場合は、専門家と相談し最良の解決策を見出すことです。








(「NIKKEI ARCHITECTURE2015-6-25」抜粋)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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