「神戸ゴルフ倶楽部」:日本で最初のゴルフ場

高塚哲治

高塚哲治

テーマ:名建築/迷建築

 「六甲山の開祖」と呼ばれ、「神戸ゴルフ倶楽部」の生みの親の「アーサー・ヘスケス・グルーム」は、1868年(慶応3年)に「イギリス」から21歳で来日したといいます。
 「アーサー・ヘスケス・グルーム」は、50歳を過ぎた1898年(明治31年)から3年がかりで、私財を投じて4ホールのゴルフ場を「六甲山」に建設しています。
 当初は仲間内だけで楽しむためのプライベートコースでしたが、噂の広まりとともに徐々に来場者が増えたため、5ホールを増設し、9ホールへと拡張されました。
 更に、規模の拡大に伴い運営が個人の手には負えないものとなったことから、倶楽部形式での運営に変更されることになり、1903年(明治36年)2月27日に「神戸ゴルフ倶楽部」が誕生しています。  
翌年には9ホールを増設し18ホールとなり、その後改造を重ねて1929年に概ね現在のコースレイアウトとなっているようです。
 日本最初の倶楽部競技は、1903年(明治36年)5月24日の「神戸ゴルフ倶楽部」の開場式の日に行われたものといいます。
 現在の瀟洒な「クラブハウス」(1932年竣工)は、「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」の設計です。








(讀賣新聞:2015.03.09)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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