「カプセルホテル」:黒川紀章さん「カプセル住宅」が原型

高塚哲治

高塚哲治

テーマ:名建築/迷建築

 「カプセルホテル」の誕生は、1979年2月1日です。第一号として大阪「梅田」に「カプセルイン大阪」がオープンしました。この「カプセルホテル」の設計は「黒川紀章」さんです。
 この「カプセルホテル」を考案したのはサウナや飲食店を経営する「ニュージャパン観光株式会社」です。
 経済成長の時代にあった70年代後半、サウナは連日仕事帰りのサラリーマンたちで満杯で、ロビーや階段で一夜を過ごし会社に行くという人が多くいました。
 「黒川紀章」さんは、1970年の「大阪万博」で近未来住宅の可能性として「カプセル住宅」を提唱し、1972年には東京「銀座」の「中銀カプセルタワービル」でその実用化を果たしていました。
 この「カプセルホテル」には、「ドイツ」や「アメリカ」の軍関係や船舶関係の人々か視察に訪れたそうです。
 現在、「カプセルホテル」は日本全国に広まり、「女性専用フロアー」や、「エステ」「マッサージ」「レストラン」などの他、「大浴場」や「プール」「サウナ」などの施設が利用でき、新しいくつろぎの場所として様々に進化し続けています。








(2014.12.08:讀賣新聞)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

高塚哲治
専門家

高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

高塚哲治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼