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3年前に「世界文化遺産」への登録が見送られたフランスの建築家「ル・コルビュジエ」が手がけた東京(上野)の「国立西洋美術館」などの作品について、関係国とともに改めて登録を目指すことになり、再び推薦することが決まりました。
フランスの建築家「ル・コルビュジエ」は、世界の都市計画に影響を与えた「近代建築の巨匠」といわれ、昭和34年に完成した東京(上野)の「国立西洋美術館」も設計を手掛けた作品の一つです。
日本やフランス、スイスなどは、「世界文化遺産」への登録を目指し、「ル・コルビュジエ」の代表的な22の作品を推薦しましたが、5年前のユネスコの世界遺産委員会で再審査となり、3年前の委員会では、『普遍的な価値が分かりにくく登録を見送るべきだ』との評価から、推薦の段階からやり直しが必要となっていました。
これを受けて関係国は、『20世紀における世界の建築に大きな影響を与えた点などに普遍的な価値がある』ことを強く打ち出すとともに、構成資産を見直し、「国立西洋美術館」のほか新たにインドにある作品を加えて、7か国17の作品を改めて推薦することになりました。
これを受け、日本でも「文化庁」の審議会が推薦を決めました。
関係国はことし9月にも暫定版の推薦書をユネスコに提出する見通しで、平成28年の登録を目指すといいます。
《2014.09.12:讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所