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「唐招提寺」を調査中の「奈良県立橿原考古学研究所」は、『「金堂」(国宝、奈良時代末ごろ)の西面回廊の遺構が初めて見つかり、回廊全体の東西規模が約78mと判明した。』と発表しました。
「回廊」は全周にわたり、中央を壁で仕切って内外の両側に廊下を設けた「複廊」とみられ、創建時の姿を探る貴重な手掛かりだといいます。
「複廊」は、「東大寺」や「興福寺」などでみられる形式で、同研究所は、『「鑑真」が創建した私寺だが、大規模な「官寺」と同様の構造と風格を持っていたことが分かり非常に興味深い。』としています。
見つかった遺構は、西面回廊の基壇を飾る切り石や雨落ち溝(幅約1m)などで、過去の調査と合わせ、西面「回廊」の幅は約9mとわかったそうです。
これまでに北面「回廊」跡で「複廊」の遺構が発見され、幅が同じであることなどから、同研究所は『東西の「回廊」も「複廊」と判断した。』としています
「回廊」は、16世紀までにすべて倒壊したとの記録が残っているようですが、南北の規模ははっきりしないことから、同研究所は調査を続ける模様です。
《讀賣新聞14.05.02》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所