「大阪ハリストス正教会」:木造ビザンチン様式
普段は公開されていない社寺や文化財が見学できる「京都非公開文化財特別公開」が4月26日から始まっていますが、京都市上京区にある「本隆寺」では24日に、重要文化財の「本堂」や「祖師堂」が報道関係者に初公開されました。
「本隆寺」は、法華宗真門流の総本山で、本堂は1657年に建てられ、1730年の「西陣焼け」と1788年の「天明の大火」でも焼け残り、「焼けずの寺」の異名を持っています。
「本堂」は、近世前期の日蓮宗系寺院を代表する建築物で、天井付近の壁や柱、梁(はり)などには、天女や竜などの飛天図が極彩色で描かれています。
「祖師堂」は、藍色の格天井に、色鮮やかなモミジやショウブ、ハスなどの絵があしらわれ、荘厳な雰囲気が漂います
境内の「霊宝館」では、日蓮宗の信者だった「長谷川等伯」の「西王母図」をはじめ、「後水尾天皇」が愛用した雅楽器や、「明治天皇」から贈られた経机なども展示されています。
非公開文化財特別公開は5月6日まで、京都府内の19社寺で行われ、有料です。
《讀賣新聞14.04.25》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所