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1874(明治7)年に始まった大阪地方の伝道は、1878(明治11)年3月に実を結び、聴教者37名が領洗し、講義所を開設、「大阪正教会」が誕生したといいます。
1910(明治43)年7月、大阪天満橋に「木造ビザンチン式」の聖堂が建立されて、「大阪生神女庇護聖堂」と名付けられました。この聖堂は先に1908(明治41)年に建立された「松山ハリストス復活聖堂」(関東大震災後東京に移築)と同様、日露戦争のロシア戦没者を記憶するため、「ロシア」の「ハリスティアニン兄弟姉妹」の献品、献金により建立されたものだそうです。
「正教会」は、伝統あるオーソドックスなキリスト教で、「主ハリストス」からその弟子たちへ、そして弟子たちから弟子たちへと、2000年間、連綿と受け 継がれた信仰をしっかりと守り続けているといいます。
これこそ本来の「キリスト教」、「何も足さない、何も引かない」生粋の「キリスト教」といわれます。
『ハリストス』とは、「キリスト」をギリ シャ語ふうに読んだときの表記です。
「聖書」はギリシャ語で書かれ、教会の教えや神学は初代教会において「ギリシャ語」によって表わされました。
「ハリストス」と言っただけで、「 正教会」がいかに伝統的であるかがよく わかるといいます。ちなみに「Xmas」の「X」は 英語ではなく、『ハリストス』のギリシャ語の頭文字です。
《讀賣新聞13.12.22》
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