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コラム
「岩村城跡」“東洋のマチュピチュ”:岐阜県
2013年11月27日 公開 / 2020年12月28日更新
「(財)日本城郭協会」が認定する「日本百名城」に選定された「山城」です。岐阜県内では「岐阜城」と「岩村城跡」の2ヶ所のみが選定されています。
「本丸」周辺の石垣は“東洋のマチュピチュ”と呼んでも相応しいほど、遺跡をイメージさせる壮大なつくりで、城マニアが感嘆のため息をもらすほどの石垣が、当時の面影を偲ばせています。
「岩村城」は、大和の「高取城」(奈良県)、備中の「松山城」(岡山県)と並ぶ日本三大山城の一つに数えられる名城です。
城は江戸諸藩の府城の中でも最も高い所(標高717m)に築かれ、高低差180mの天嶮の地形を巧みに利用した要害堅固な山城で、「霧」の湧き易い気象を城造りに活かし、別名「霧ケ城」とも呼ばれています。
この城が名城と言われる由縁は、単にその規模と大きさだけでなく、その永い歴史に由来しています。1185年(文治元年)、「源頼朝」の重臣「加藤景廉(かとうかげかど)」がこの地の「地頭」に補せられ創築されてから、「鎌倉」「室町」の300年間、「戦国」の100年間、更に「江戸期」の300年間にわたり、「城」と「城主」が連綿と続き、「明治」に至り廃城令で廃城されるまで、連綿と存続してきました。
700年間に及ぶ「城」の歴史は、日本の城史にも例を見ないものとなっています。
《讀賣新聞13.11.20》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所
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