「天空の城」有料化:「竹田城跡」

高塚哲治

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テーマ:名建築/迷建築

 雲海に浮かぶ「天空の城」として知られる兵庫県朝来市(あさごし)和田山町の国史跡「竹田城跡」は、観覧の有料化を始めたようです。
 近年、幻想的な風景に観光客が急増していることから、警備や史跡の維持などの費用に充当されるとのことです。
 「竹田城跡」は古城山(標高354m)の山頂に築かれた南北約400m、東西約100mの総石垣づくりの山城です。気象条件によっては近くの川から霧が発生し、「雲海」となって周囲を取り囲み、天空に浮かび上がるように見えることから「日本のマチュピチュ」とも呼ばれています。
 来場者は平成22年度に5万2千人でしたが、新聞や雑誌に幻想的な写真がたびたび掲載された影響で人気が高まり、昨年は約24万人が訪れたそうです。
 このため、警備費などの負担が増え、市は観覧料の徴収を決定しました。料金は高校生以上300円(中学生以下は無料)で、冬シーズンは無料となります。
 初日の10月1日は午前7時までに約100人が観覧料の徴収に応じ、大きなトラブルはなかったようです。








(讀賣新聞:13.10.01夕刊)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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