「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
国内最古の園舎(重要文化財)で知られる大阪市立「愛珠(あいしゅ)幼稚園」(中央区今橋3)の無料一般公開が行われるとのことです。
毎年春秋に公開されていますが、今年度末から15年度末まで「耐震化工事」が行われるため閉鎖され、次の公開は約3年後です。
同園は1880年(明治13年)、「船場」の有力商人たちが私財を投じて「北浜」に創立し、後に大阪市に移管され、1901年、現在地に移転されたものです。「瓦ぶき」の「遊戯室」は、壁面の上部に窓を設けて採光と風通しを良くし、床下には「おがくず」を入れて冷気と湿気が伝わるのを防ぐなど、設計の随所に工夫が施されています。
園内には、「船場」の商人たちが寄贈した「玩具」や「教材」など1000点以上が保管され、一般公開の際には一部の「掛け軸」や「彫刻」などが鑑賞できるということです。明治時代に輸入され、今も使用されている「グランドピアノ」の演奏も行われるようです。
(讀賣新聞:13.09.05)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所