「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
京都市中京区にある重要文化財「二条城の唐門」の修理が完了し、8月28日から公開されました。
退色が目立っていた極彩色の彫刻が鮮やかによみがえり、多くの観光客を引き付けているようです。
京都市は「二条城」の文化財建造物の修理を2011年度から20年間の予定で進め、「二の丸御殿の唐門」の修理は、その第1弾となるものです。
彫刻は下地から塗り直し、「金箔」を1万枚以上使い、約1600箇所に上る破損を復元しています。「竜」「虎」「鶴」咲き誇る「ボタン」の中で舞う「チョウ」の装飾が、江戸期さながらの姿を取り戻しています。屋根は「檜皮(ひわだ)ぶき」をふき替え、金具のさびを除いたということです。
修理作業の中で、「屋根」を支える「垂木」部分の金具12個に施された「菊紋」の下に「葵紋」が見つかり、これまでも「唐門」の別の部位や、「二の丸御殿」の白書院の天井の意匠で同様の細工が確認されていることから、「京都市元離宮二条城事務所」は【「大政奉還」で城主が「徳川家」から「天皇家」に移った際に施された】とみています。
(讀賣新聞:13.08.28)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所