「ギャルリー・サン・チュベール」(ベルギー:ブリュッセル)
「大阪市」中心部に残る大正や昭和初期の「レトロ建築」が街づくりの起爆剤として脚光を集めています。産業都市として繁栄を極め、「大大阪」と呼ばれた往時をしのばせる歴史建築物が、地域のランドマークとして人気を集めたり、外観を生かした建物に再生されたりしています。
「大阪市」は《新たな観光の柱にしたい。》と期待を寄せ、空き施設の有効活用に乗り出しています。
「大阪城天守閣」のそばの一等地にそびえる「旧第四師団司令部庁舎」(1931年建築)は、2001年まで「市立博物館」として使われていましたが、その後は空いたままのようです。
また、「大阪城公園」の北西角にあるレンガ造りの「旧大阪砲兵工廠化学分析場」(1919年建築、「財務省」管理)は、1994年まで「自衛隊」が使用していましたが、長年、空き家となっているとのこと。
両施設について「大阪市」は、観光資源として再生する方針で、7月から民間のアイデアを募り始めています。担当者は、《「カフェ」や「土産物の販売」などで人の集う施設にできないか。地域の魅力を増やしたい。》といいます。
「大阪市」によると、市中心部に残る「レトロ建築」は約120棟残っているようです。
(讀賣新聞:13.08.10夕刊)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所