「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
国道163号の山沿いに「阿波の大仏さん」と呼ばれ、親しまれている「新大仏寺」があります。
このお寺の正式な名前は、「五宝山新大仏寺」といい、700年の歴史がある名刹で、昔は「雨乞いの寺」として知られていました。
当時の、「新大仏寺」の本尊は、「東大寺」の「仁王像」の作者である「快慶」の手による丈六(約5メートル)の木造寄木造りの「阿弥陀」「観音」「勢至」の「三尊立像」でした。
現在、「新大仏寺」には、重要文化財に指定された「本尊」の「大仏様」をはじめ、「重源上人座像」など、数々の文化財が残されています。「本尊」の「木造如来坐像」(像高4.05メートル)は、頭部が仏師「快慶」の作です。
「松尾芭蕉」は《丈六にかげろふ高し石の上》の句を読み、その句碑も残されています。なお、「芭蕉」の故郷の「伊賀」では、「句碑」ではなく「芭蕉塚」と呼ばれています。
境内には天然温泉の湧く「宿坊重源閣」もあります。
《讀賣新聞13.08.01夕刊》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所