「ギャルリー・サン・チュベール」(ベルギー:ブリュッセル)
京都府宇治市の「平等院」は、2012年9月から修理中の国宝「鳳凰堂」を、これまでの発掘調査で判明した中で最も古い、創建から約50年後に行われた修理後の姿に再現すると発表しました。
瓦の文様や壁などの塗料を変え、金色の鳳凰を据え、2014年4月から拝観を再開する予定です。
「平等院」は平安時代の1053年、関白「藤原頼通」が「極楽浄土」をイメージして創建したもので、半世紀に1回の大修理を重ね、今回は56年ぶりの大改修となります。
今回の大修理では、「瓦」の大部分を新しく取り換え、軒瓦の文様は、調査で分かった「河内向山系」(大阪府)に変え、「いぶし」を掛けずに仕上げるといいます。
外部の壁面や柱は、「丹土」と呼ばれる赤色を下部まで塗る予定だとか。完成が楽しみです。
《讀賣新聞13.07.10》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所