「マイクロハウジング」の普及:アメリカ

高塚哲治

高塚哲治

テーマ:住宅(つくる、かう)

 アメリカの大都市圏で「マイクロ・ハウジング」と呼ばれる狭い住宅が普及してきたようです。背景には、都市部の家賃高騰や単身世帯の増加、環境意識の高まりなどがあるとのこと。大きな家を好むとされるアメリカ人も、「小さく住む」ことのメリットを感じ始めているようです。
 「ボストン」は、2020年までに住宅を3万戸増やす計画でその多くが「ワンルーム」で、「ニューヨーク」は、住宅の最少面積に関する規制を緩和したとのこと。最大の要因は賃料高騰で、2012年秋には前年同期比6%、2013年に入っても4%上昇し、「ワンルーム」の平均家賃は10年前の15万3700円から19万5900円へと2割以上高くなり、「マンハッタン」の空室率は今年1~3月で1.41%あるといわれます。
 もうひとつの理由として「単身世帯」の増加があり、「晩婚化」や「高い離婚率」でアメリカの「単身世帯」数は2000年から10年間で約400万世帯増え、全世帯の4分の1強を占めているようです。






《讀賣新聞13.06.23》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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