「復活のオルガン」サラマンカ大聖堂(スペイン)

高塚哲治

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テーマ:名建築/迷建築

1985年、高名な伝統的パイプオルガンの製作・修復技術者の妻である白川町(岐阜県加茂郡)の「辻紀子」さ んが、現在の天皇・皇后両陛下、当時は皇太子殿下ご夫妻に、スぺイン「サラマンカ大聖堂」の「メインオルガン(パイプオルガン)」の修復をお願いしました。
 その「メインオルガン(パイプオルガン)」は、このまま放置すればもはや修理不可能なほど老朽化していたそうです。
 両陛下は即座にこれに応えられ、前スペイン大使であった「林屋」さんに在スペイン日系企業の間で基金を募り、また修復作業の許可をスペインの当局から得るように依頼されました。
 辻夫妻の2年にわたる懸命な修復作業の結果、「パイプオルガン」は全盛期の姿に復元され、それを記念して、3月25日に岐阜県知事「梶原拓」氏や「サラマンカ」のすべての地域や教会の著名人列席のもと、「林佑子」さんと「モンストスクラット・トレンジ」さんらによる荘重なコンサートが開かれました。
 それはスペインの美しい中世風の街を背景として、スペインと日本との友好を象徴する荘厳な行事であったそうです。










《讀賣新聞13.06.06》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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