「大阪ハリストス正教会」:木造ビザンチン様式
繊維関係の問屋や小売店が集まる大阪・船場地区の商業施設「船場センタービル」(大阪市中央区)で、東西約1キロに及ぶ外壁のリニューアル計画が進んでいます。
老朽化が進むタイル張りの外観を、ファッションの街にふさわしいアートな雰囲気に一新する予定です。
流通構造の変化で地盤沈下が続くだけに、地元関係者からは「街の雰囲気が明るくなる」と期待が寄せられています。
昭和45年に開業した「船場センタービル」は、阪神高速高架下の東西約1キロにわたる建築に「問屋」や「飲食店」など約1000のテナントが入る商業拠点です。商都・大阪のシンボルの一つとして、かつては全国から訪れる小売店の買い付けで賑わっていましたが、近年は空き店舗も増加しています。
改修計画では、「アルミパネル」で覆った外壁を「アート」で彩ったり、「壁面緑化」を取り入れるなどの案が浮上しています。御堂筋など目抜き通りに面する壁には「大型プロジェクター」を設置する案もあるようです。
今後、所有者等関係者が議論し、平成23年春の着工を目指しています。
《讀賣新聞13.06.01夕刊》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所