「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
「本町橋」は、大阪市中央区の「東横堀川」に架かる本町通にある橋です。
現在の橋は大正2年に架けられ、大阪市内では現役最古の橋であり、『浪速の名橋50選』に選定されています。
最初の橋は、豊臣秀吉が「大坂城」を築城し、東横堀を開削したときまで遡ります。江戸時代になると、公儀橋として幕府による直接管理・維持がなされ、周囲には「油問屋」「木綿問屋」が集まり、「呉服・古着屋」が軒を連ねるなど、大坂で最も賑わう地域とされていました。
20世紀以降は、大阪市電の敷設、都市計画事業による道路拡張にあわせ、「本町橋」も大正2年(1913年)に鉄橋に架け替えられました。
三径間の2ヒンジアーチ橋(上に凸な弓のように反った曲線:「アーチ構造」を使って荷重を支える橋の形式)であり、下部を広くし、「橋脚」には石柱を模した飾りが付き、その上部が「バルコニー」になっています。
橋は1982年に大がかりな補修がされ、現在に至っています。
《讀賣新聞13.05.17》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所