「建築って何?(67)」マンション大規模修繕工事:タイル補修

高塚哲治

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テーマ:建築の仕組み

 「タイル補修」は、躯体劣化や漏水の防止、タイル剥落事故予防、美観向上などを目的に行います。
 工事の内容は、高圧水や薬品によるタイル表面の洗浄、ひび割れや欠損部の張替、エポキシ樹脂接着剤などによる躯体との浮き補修、目地モルタル補修などがあり、経年により劣化したタイル、施工時の不良工事に伴うタイルの剥離/亀裂などを健全な状態に戻します。  
 特に、外壁タイルの剥落は重大事故に結び付くため、安全確保の点から綿密な調査診断が求められます。施工には足場が必要なため、外壁塗装と同時に実施するのが一般的です。また、「コンクリート補修」と同様に足場を使用して詳細に調査しなければ正確な補修数量が把握できないため、実数精算方式が採用されることになります。





設計監理/調査鑑定?CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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