「収縮制御コンクリート」の実用化
修繕工事やリニューアルにおいて、想定外の事実に遭遇することがあります。写真は、仕上げ材を捲ったところ、「梁」の鉄筋工事の不良(スターラップ間隔不良、かぶり厚さの不足)が発覚したものです。そこで、「炭素繊維による構造補強工事」が実施されました。
このような場合、当該工事の発注者にとって予期せぬコスト負担が発生することになります。除斥期間(瑕疵担保責任、不法行為など)を過ぎた物件は、元施工者/売主などとの話し合いにより、必要コストの分散化が可能な場合もありますが、原則的に当該工事の発注者が負担することになります。
建設プロセスの適正化により、こうした「リスク」の回避を図りたいものです。
調査鑑定/設計監理
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所