「建築って何?(46)」「木造建築物(住宅)」の各部の名称
近代建築技術による建築が開始された明治期からしばらくの間は、建築技師または建築家が、全能のプロジェクト指導指揮者として、図面などの作成、工事の指図や作業者の技術的指導/監督、労務や資材の支払いの管理などを一手に行っていました。この場合の工事監理は「指導監督型監理」ということができます。
建設技術が建築界全体に普及するに従い、工事の運営や管理の役割は、施工者が担うようになってきました。
現在は、工事に必要な計画や作業/工程などの管理は、設計を担当した専門家の手を離れ、建築主と請負契約を結んだ建設会社が担うようになっています。したがって、今の工事監理は、「自主管理確認型監理」というべきです。
更に、生産のプロセスは変化しています。思い違いが生じた場合、後戻りできない状態に落ち込む危険性をはらみます。ご注意を!!