魚の釣り方を学ぶ、正しい経営!
【スーパーコンサルからのヒント】
一昨日は、大阪で業務改善のコンサルティングでした。
節分のMD計画の最後の確認と競合店対策です。
2月3日は、節分。
私の主な指導内容は、仕組みづくりです。
特に、PC(プロセスセンター)の役目をする基幹店舗の製造計画と配送計画の確立です。
各店舗の品揃えがうまくいき、欠品なく売上を最大化させ、尚且つ、在庫を適正化させて、多くのロスを発生させないための仕組みです。
売上を追うことによる、巻き寿司の大量廃棄が大きな問題となりましたが、
そもそも、『数量管理』と『調整機能』が働いていないことの表れでもあります。
特に、
・各店ごとの単品別販売予算
・原料調達計画
・PCと店舗の製造SKUの決定
・予約と店舗売りの時間帯別製造計画
・作業別・店舗別人員計画
・店舗別・在庫調整機能
などの仕組みが確立することが重要です。
これらの仕組みを、Excelなどの表計算ソフトを活用して、一度作ってしまうと、次年度からは、かなりスムーズに作業運営が出来るようになります。
当然、欠品や過剰な売れ残り、人員配置ミスなども軽減され、粗利益を確実に拡大して、ムダなコストも削減できることになります。
競合店対策では、戦略、戦術レベルのこともありますが、
そもそも、基本四原則の理解と、現場での実行レベルを上げることを目標に、現場の起こっていることを、写真をプロジェクターで映して、「なぜか…」を伝えました。
基本四原則は、
・品質(鮮度、味)
・品揃え(欠品をしない)
・クリンリネス(清掃、衛生管理)
・接客(接遇)
のことです。
ポイントは、お客の視点を理解することです。
スーパーマーケットでは、ここを本当に、正しく理解して行動することが重要です。
戦術レベルのMDをこちらサイドで展開しても、お客の心には響きません。
中小企業の中には、解っていない、理解させようとしていない会社(オーナー)も多くあります。
基本四原則のレベルアップは、業務改善の一番重要な課題であり、生産性向上に直結します。当然、『お客の支持を得るお店』になり、商売繁盛の根幹になるものなのです。
今一度、自分のお店を観察してみましょう。
「遣るべきこと」が見えてくると思います。