新米の女性店長が、前年比128%の快挙!
青果部門のコンサルティングをさせていただいている九州のクライアントの1月の訪問をさせていただいた。
その折、社長から青果部門の経常利益が、「前年比の2倍になった」とご報告をいただきました。
1年半の指導で、見事にすばらしい記録を出してくれました。
真面目で素直なチーフです。
しかし、自信なさげで、積極的ではなかった彼ですが、徐々に自信を付けて来て、日々の努力がこの結果へと繋がりました。
業務改善のスタート
訪問当初は、多くの課題を持っていました。
過剰在庫、鮮度管理、チームの作業スキル、作業手順、作業指示、レイアウト、陳列演出・・・・。
最初の数ヶ月は、中々今までのやり方を変えることができませんでした。チーフは、迷いやストレスも日々感じていたものと思います。当然のことですが、結果が出ません。
しかし、半年ぐらい経った頃から、在庫も適正値に近づき、日付管理も出来るようになり、作業指示書やカートの活用など、徐々に改善が進み、全体的に作業がスムーズに遂行できるようになってきました。
ここまでくれば、業務改善の活動にスピードが増してきます。
リーダーとしての仕事
頭数は多いが、生産性の低いチーム。
このことも、多くのスーパーマーケットの現場で確認できることです。生鮮部門が差別化の武器であるスーパーマーケットにとっては、多くの人時を必要として、人件費率も高いという業態の特徴を持っています。
当然ですが、ここの生産性は、営業利益に大きく関わる重要な問題です。
作業指示書の作成と活用、
過剰な在庫の削減、
カートの効果的に活用、
個人個人の作業手順の見直し
などにより、作業時間は確実に短縮していきました。
その分、残業の削減、販売計画、新規商品の開発、売場づくりなどに時間を割り当てられます。各メンバーの作業スキルも確実に向上します。
これらのことを、今は確実に進めていけるようになっています。自信も付き、チームのリーダーとして、リーダーシップを発揮できるようになってきています。
順風満帆では無い
とは言っても、全てが順調ではありません。
盆商戦の前には、真面目で前向きなメンバーのナンバーツーが退社しました。チーフにとっては、大きなショックと不安に駆られた出来事だったと思います。
しかし、私は、全く心配などしていません。
「また、成長できる良いチャンスやん」とチーフに言ってやりました。
でも、その通りなのです。
そのために、各改善を行い、全体としての生産性を上げてきたのですから。チーフのリーダーシップも感じられるようになってきましたから、大丈夫です。
事実、今回の年末年始商戦は、ほぼ完全な結果を出しました。彼の日々の真摯な努力が結果を出したのです。
ノウハウだけを真似しても結果は出ない
私は、目先のノウハウだけを教えることはしません。
それは、彼らのためにはならないからです。
目先の売り上げを上げることは出来ても、中長期のレベルアップをすることは出来ないからです。
そしてなによりも、彼らのためにはなりません。
ビジネスは、中長期で結果を出さなければ、活動の意味がありません。そのことを、多くの関係者の方々に解ってほしいと思います。
時間はかかっても、原理原則をちゃんと学んで行動することが、仕事においても、ビジネスにおいても重要なことなのです。
大きな可能性を持ったチーフ
今回ご紹介したチーフは、これから先大きな可能性を手にすることが出来ました。会社にも大きく貢献してくれると思います。
自信なさげだったチーフは、育ってくれました。
これからの成長がまた楽しみです。そして、彼らの人生も、少なからず良い方向に舵を切れてきていると思います。
これからも、楽しみながらコンサルティングをさせていただきます。
もし、
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