成年後見を取り巻く法律改正の影響 ☆成年後見vol.10⑫☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
成年後見制度を改善するためには、裁判所や成年後見人ではなく、
先ず、利用者側である本人やその家族から、意見を聞くことが大事です。
これは、全ての制度に共通することだと思います。
昨年は、業務の合間を使って、滋賀県、京都府から大阪府南部、東部、大阪市まで、
親族で後見人に就任している方や経験のある方に、
成年後見制度に関するアンケートのヒアリングをして回っていました。
一人につき、平均90分。
大阪司法書士会家族法研究会の成年後見班、手弁当で頑張りました。
成年後見人の中でも、多くを占める親族の後見人さんについて研究することが、
日本の成年後見制度を知ることに繋がると考えたからです。
資料を探しても、親族後見人を対象とした文献は見つかりません。
方向が定まらないまま、ともかく、舟をこぎ出しました。
結論は、当初、考えていた方向と違ってきましたが、
実際に、話しを聞いたことから生まれた考えです。
この体験が、全ての考えのバックボーンとなりました。
自信を持って、研究発表会で発表しようと思います。
全員、頑張っています。
私も、あと少し、原稿に手を入れます。
司法書士佐井惠子
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