第29回「はなみずき基金」事業 第17回女性芸術劇場「光をあつめて」
こんにちは、司法書士 佐井惠子です。
公益財団法人大阪コミュニティ財団が発行する「コミュニティ財団NEWS」(No.38 2010年12月発行)
大阪大学大学院国際公共政策研究科教授山内直人さんの講演の紹介記事の中に、
「日本では、阪神・淡路大震災以降、寄付やボランティアはすそ野が広がったといわれるが、
統計でみる限りは、そんなに顕著に増えていない。」というものがありました。
紹介されている数字を見ると、
個人寄付の年々の推移を家計調査で見ると、年間の寄付額は1世帯あたり
3千円から4千円。
年によっては、2千円代のときも・・・。
一方で、過去一年間に、ボランティアをした経験がある人は大体3割位で、
寄付と同様、阪神大震災以降活性化したということは数字には表れてこないのだそうです。
遺言のお話をしている中で、寄付先をどうしようかとご相談いただくことがあります。
「ご本人らしい、・・・だからここなんだ」と、納得できる寄付先があれば一番いいですが、
自ら寄付する相手を探し出すという方法は、案外難しいものです。
それなら、大阪コミュニティ財団のように、環境保全や青少年の育成等、
寄付を受けようとする団体の活動を、こちらが指定して、
後は、寄付を受けようとする団体が、手を上げるのを待つという方法もいいですね。
遺言で寄付をお考えの方には、練習という訳ではありませんが、
少額を、元気な間から寄付し続けることをお勧めします。
大層なことではないんだなとわかっていただけますし、
活動状況の報告などの情報を得られ、納得して、遺言ができます。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com