京都の町屋物件があるスポットを紹介
町屋に限らず、木造住宅のリフォームでよく改修されるポイントは、床と壁です。
床と壁の改修をDIYで行う際のコツやDIYが可能な個所について紹介します。
町屋のリフォームについて
町屋の室内を歩くと床一部分が沈んだり、フカフカしたりすることがあります。
このような問題の多くは、床板や根太(※1)の劣化、床束(※2)の浮きが原因です。
床板の劣化に対しては床板の交換や重ね張り、根太の劣化に対しては根太の交換や補強を行います。
床束の浮きに対しては、鋼製束を使って補強します。
一方、痛んだ部分が目立つ漆喰の壁は、全ての漆喰をはがしてから新しい漆喰を塗る方法と、痛んだ漆喰の部分だけを補修する方法があります。
ただ、根太の交換や補強、鋼製束を使って床束の補強、全ての壁の漆喰を剥がしてからまた漆喰を塗る方法は、解体を含めかなり大がかりな作業になるので、DIYで行うことはおすすめできません。
ここでは、床板の交換や重ね張り、痛んだ漆喰の部分だけを補修する方法を紹介します。
(※1)根太は床板を支えるために、床の下に渡す横木のことを言います。
(※2)床束とは、一階の床を支えるための床組材のことです。
町屋の床をDIYでリフォームする方法について
床板の交換で用意しておきたいものは、ノコギリ、クギ、 カナヅチ、ポンチ、交換用の床板、当て木と一般的な木工DIY で使う大工道具があれば大丈夫です。
床板の交換には、床板をはずして根太に打ち付けていく方法がありますが、傷んだ床板を切る際に、のこぎりで根太を切断しないように注意してください。
次に交換用の床板を貼りますが、床板と床板の間に隙間ができないように、根太に置いた交換用の床板に当て木をあてがい、当て木をカナヅチで叩いて、板の追い込みを行います。
追い込みが終わったら、クギで交換用の床板の端っこを根太に固定しますが、クギは床板に対して斜めの角度から打ち込み、クギの頭はポンチとカナヅチを使って叩き、さらに深く打ち込んで完了です。
一方、重ね張りで用意しておきたいものは、基本的には床板の交換と同じですが、接着剤や紙やすりも必要です。
重ね張りは、痛んだ床板の上に新しい床板を張っていく方法で、床板と痛んだ床板をしっかり接着させるために、まず合板を紙やすりで削ります。
床板に接着剤を塗り、痛んだ床板に張り付けた後、床板と床板の間に隙間ができないように、床板の交換と同様に板の追い込みを行います。
追い込みが終わったら、クギで交換用の床板の端っこを根太に固定しますが、クギの打ち方は床板の交換と同じです。
町屋の壁をDIYでリフォームする方法について
漆喰が使われている町屋の壁は、経年劣化やものをぶつけてしまい傷むことがあります。
この傷んだ漆喰の部分だけを補修する方法があります。
補修するために必要なものは、紙ヤスリ、漆喰、コテ、メッシュテープです。
まず、痛んだ漆喰の部分を紙やすりで削り、汚れ等を除去した後に、漆喰を薄めに塗ってメッシュテープを貼り、漆喰で上塗りしてしっかり接着します。
漆喰が乾いたらまた上塗りをしてメッシュテープが見えなくなるまで何回も上塗りを行います。
漆喰が乾燥するまで数日かかります。
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