和室を洋室化リフォームする中、実用的な和室リフォームアレンジ

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:室内リフォーム

最近は和室を洋室化するリフォームが増え、畳の部屋が少なくなってきました。床に座る生活が、現代人には合わないと思われていることや、掃除やメンテナンスの点でも畳敷きの部屋が避けられているようです。
個人的には畳の間が一部屋くらいあってもいいと思います。い草の香りや、床にごろ寝するのはとても気持ちがいいものです。その気持ちよさは何物にも代えられません。
雑誌などで和室の事例を見てみると、ほとんど家具が置かれていない美しい佇まいの空間写真だと気づきます。家具をあまり置かず、多目的に使える空間にしておくという昔からの和室の使い方によって、「和室=余白」のようなイメージが根強いからなのでしょう。しかし小ぶりな住まいでは、何も置かない空間をつくる余裕がないのも事実です。和室をリフォームするのにも実用的な空間のあり方が求められています。

新築でもリフォームでもリビングの一角に小上がりの和室を設けて、その床下を収納に活用するのはよくやる手法です。


またその逆の発想でアレンジしたリフォーム事例です。
個人の部屋として和室を使いたい。
和室の寝室兼書斎というコンセプトです。
とはいえ和室にデスクや別途を置くのは、とてもアンバランスでどうもしっくりなじみません。どうしても昭和の子供部屋を連想してしまいます。
和室の場合、重心を低くしないと空間のバランスが悪く感じてしまうからです。
そこで窓際の壁一面に高さの低いカウンターを造り付け、高さの抑えた窓を取り付け、座卓形式のデスクとしました。
こうすることで畳に座る落ち着いた空間として、またデスクの役割も兼ね備えた空間にすることができました。
またベッドは置かず、布団で寝るという従来の和室のスタイルを残すことにより、和室の寝室兼書斎というコンセプトが成り立ちました。


このように和室の特性を生かしたリフォームはまだまだニーズがあります。
現代の生活に合わせた、その部屋の住人のニーズに合わせた和室の実用的なアレンジが必要になってくることでしょう。
日本の家にはまだまだ和室が必要なのです。

弊社施工例

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舘慶仁
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舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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