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真田直和

会社と従業員が共に幸せになれる仕組み作りを提案する専門家

真田直和(さなだなおかず) / 特定社会保険労務士

真田直和社会保険労務士事務所

コラム

新入社員の意識について考える

2023年8月7日

テーマ:人事制度

コラムカテゴリ:ビジネス

株式会社リクルートマネジメントソリューションズが「新入社員意識調査2023」を実施し、その調査結果を公表しました。
意識調査をもとに今後の新入社員の採用について考えます。
対象者は以下のとおりです。
・2023年3月~4月に全国で開催した公開型新入社員導入研修受講者509名、
・2023年2月~4月に開催したインハウス型新入社員導入研修およびWEB学習プログラム受講者1,840名

Q:あなたはどのような特徴を持つ職場で働きたいですか?
・お互いに助け合う       66.4%
・お互いに個性を尊重する    50.7%
上記の回答が高く、「お互いに助けあう」が昨年に続きトップとなっています。
そして、「お互いに個性を尊重する」も過去最高です。

「お互いに助けあう」や「お互いに個性を尊重する」は、企業風土、文化が影響する要素ですね。
簡単には改善できません。
既存の社員と企業との日頃からのコミュニケーションを円滑にする必要があります。

Q:あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?
上記の回答で「任された仕事を確実に進めること」が38.9%で過去最高です。
そして、「何事も率先して真剣に取り組むこと」が13.8%で過去最低となっています。

自律型社員を育てる研修が盛んです。
確かに自律することは成長への重要な要素とは思います。
しかし、必ずしも自律が正解でもないようですね。
働く人の意識と企業の思いがミスマッチしていては、生産性も向上しません。

Q:新入社員時代に身につけるべきことの中で、特に重要だとあなたが考えるものを1つ選んでください。
上記の回答で「社会人としての基本行動」が38.9%でトップです。
最下位は「会社の理念や価値観に沿った行動」で0.9%となっています。
組織への帰属意識は薄く、個人主義であることがわかります。

今回の調査結果を考えると、企業が考える社員像やキャリアパスとはかなりギャップがあるようです。
働く人の意識や価値観は時代とともに変化し続けます。
この変化に企業がどれだけ対応できるのかを真剣に考える時期だと思います。

どのような社員に、どのように働いてもらう等企業の考えを纏めて採用計画を立案し、実行しなければならないと思います。

◇調査結果の詳細は下記でご覧いただけます
https://q.bmd.jp/91/266/8387/88105

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