部下が本音を言えない職場が、業績も離職率も悪化させる理由

道下真介

道下真介



こんにちは^^
ほめ育コンサルタントの道下真介です。

「正直に意見を伝えたのに、スタッフが傷ついてしまった」
「本音が言えない職場になっていて、どう変えればいいか分からない」

そんなご相談を、管理職の方からよくいただきます。

この問題の根っこには、あるシンプルな「気づき」が隠れているのです。

今日は、その気づきをお伝えすることで、組織の空気が少しずつ変わるヒントをお届けします。


「本音を伝えているだけ」なのに、なぜ信頼が育ちにくいのか


「自分は正直に言っているだけだ」

こう感じているリーダーほど、実は部下との関係性が育ちにくい傾向があります。

その理由は、
本音=つまり、あなたの「解釈」と「事実」を混同してしまっていることが多いからです。

たとえば「あの子はやる気がない」という言葉。
これは本音かもしれませんが、事実ではありません。

事実とは、「先週、3回遅刻した」という出来事そのものです。

事実ではなく解釈だけを伝えると、相手は「ちゃんと見てもらっている」ではなく「一方的に決めつけられている」と感じてしまいます。

これが、本音を語っても信頼が育ちにくい組織の、見えにくい盲点なのです。


ほめ育が大切にする「言葉の3つの要素」


ほめ育では、相手に言葉を伝えるとき、3つの視点を大切にしています。

「何をしたか(事実)」
「それがどんな良い影響を生んだか」
「これからどうあってほしいか」

この3要素が揃ってはじめて、言葉は相手の心にしっかりと届きます。

逆に言えば、事実を抜きに解釈や感情だけを伝えても、相手は受け取る場所が見つからないのです。

ある医療法人で、管理職の方々に「事実に基づいた言葉かけ」を意識してもらう取り組みを続けました。
すると半年後に離職率が18%から9%へと改善され、採用コストに換算すると約2,000万円の削減にあたります。
言葉の質を変えることで、組織の数字は動くのです。


配慮ある本音が、心理的安全性をつくる


信頼される本音には、必ず「配慮」があります。

配慮とは、相手を傷つけないよう言葉を柔らかく飾ることではありません。
「今この人はどんな言葉なら受け取れるか」を考えて、事実から丁寧に伝えることです。

この姿勢が職場に根づくと、成功循環モデルでいう「関係性の質」が高まります。

関係性の質が高まれば、思考の質・行動の質・結果の質がすべて上がっていく。

お互いに「相手の長所を見ようとしている」という空気があるだけで、心理的安全性は生まれます。

それが、人材育成を加速させ、離職率を下げる組織の土台になっていきます。


あなたの職場の「言葉の質」伸びしろ発見チェック


□ 部下への指摘が、事実より感情からスタートしていることがあるかもしれない

□ 「正直に伝えた」のに、相手が素直に受け取らないことが多い気がする

□ ほめ言葉が、具体的な行動より雰囲気や印象で伝わっていることが多いかもしれない

□ 会議や面談で、本音が出にくい空気があると感じることがあるかもしれない

□ スタッフの「やる気」を、行動ではなく態度で判断していることがあるかもしれない


当てはまる項目が多いほど、それだけ伸びしろが大きいということです。

決して悪いことではありません。


本当に御社に合った形で仕組みを作るには、現場ごとの設計が必要です。


チェックで気になる項目があった方は
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なにかヒントになるかと思います。

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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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