スタッフをほめたいけど、ほめられないリーダーへ

道下真介

道下真介

テーマ:”自分ほめ”について

こんにちは。


今日は、「スタッフをほめたいのに、うまくほめられない」と悩むスタッフをマネジメント層の方に向けて、大切なお話をしたいと思います。


スタッフを育て、組織をよりよくしたい。
だからこそ「できるだけほめよう」と思うものの、
実際には、なかなか言葉にできなかったり、
ほめるポイントが見つけられなかったりすることはありませんか?


その原因は、スキル不足でも、観察力の問題でもありません。


実は、
「自分自身が自分の良いところに気づけていない」ことが、
スタッフをほめられない大きな理由なのです。




“自分の良いところをいくつ書き出すことができますか?”




30秒でも良いので、挑戦してみて下さい。





人は、自分をどう扱っているかを、他人にも映し出します。
もし、普段から自分に厳しく、
「まだまだ足りない」「こんなんじゃダメだ」と思っていると、
無意識に、スタッフにも同じ目線で見てしまいます。


逆に、自分の良いところに気づき、
小さな成長や努力を認めることができる人は、
自然と相手の中にも「良いところ」を見つけられるようになります。


私たちは、
「自分をほめられるだけ、人をほめられる」のです。
たとえば、
「今日も全力で取り組めた」
「難しい局面でも冷静に対応できた」
「相手の話をじっくり聴こうと心がけた」
そんな小さな自分の頑張りを、まず認める習慣を持つこと。


これを続けていくと、
不思議なことに、スタッフの些細な努力や成長にも敏感になり、
自然なタイミングで、心からほめる言葉が出てくるようになります。


実際に、あるマネージャーもこう語っていました。
「以前は、できないところばかりに目がいっていました。でも、自分をほめる習慣を持ったら、スタッフの"いいところ"が次々に見えてきたんです」と。


スタッフを育てる上で、「ほめる力」は大きな武器です。
けれど、それはテクニックではなく、
まずは「自分を認める心」から育てるもの。


だから、今日から始めてみてください。
自分の一日の中に、必ず一つ、「今日の自分、ここがよかった!」を見つけることを。


自分に優しくなれた分だけ、
あなたはきっと、スタッフにも、もっと優しく、力強く、ほめられるようになります。
1日1ミリの成長、努力を見つけてあげて下さい。


まずはあなた自身をほめること。
それがスタッフ育成の第一歩です。




道下真介(みちしたしんすけ)
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ほめ育コンサルタント 


ほめ育を組織に導入し、現場スタッフに寄り添うことで、次々に業績アップを実現。
離職率が一気に下がる“ツボ”を見つける為に、現場スタッフに寄り添うことにより社内のコミュニケーションを円滑にしていく実務家。
なぜ、スタッフが離職をするのかを経営者やリーダーに進言しながら、現場を輝かす独自のやり方には、多くの企業が評価する。


お問い合わせ:公式LINE
Webサイト:マイ・ベストプロ


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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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