大企業の影響力
特許庁が、我国の戦略的技術開発分野のうち、グリーン・イノベーションおよびライフ・イノベーションに関する、日米欧中韓の出願状況の統計を公開しました。
グリーンイノベーション分野、ライフイノベーション分野の特許出願状況
日本は、第2期科学技術基本計画で、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、製造技術、社会基盤、フロンティアの8分野を重点分野と定めて、重点的な研究開発投資を推進してきましたが、第4期科学技術基本計画(平成23年8月閣議決定)ではこの中でも、さらにグリーンおよびライフイノベーションが重点化されています。
グリーンイノベーションとは、エネルギー、省資源、環境に関する技術。ライフイノベーションとは、医療、介護、健康等に関する技術です。
特許庁の統計によれば、この分野での特許出願数は、グリーンイノベーションについては、日本が第一位ですが、ライフイノベーション分野では米国、欧州の後塵を拝して第3位。
ただ、グリーンイノベーション分野でも、欧州、中国の追いげがすごく、すぐ後ろに迫ってきています。
日本の科学技術、油断せずに頑張らねばなりません。