会社の借入金の目安(適正規模)は
金融機関で融資を申し込む際に、必ず確認されるのが資金使途です。資金は主に「運転資金」と「設備資金」になります。
「運転資金」とは、会社を廻すためのおカネです。例えば1月5日に商品100万円を仕入れて、同日に仕入れ代金を支払いました。1月20日に商品を130万円で販売しました。販売した商品代金の入金日が3月31日のケースでは、仮に1月5日から3月31日までの間におカネが入って来ないとなると、その間に発生する、給料や家賃の経費が支払えず、新しい商品の仕入れができません。その期間のタイムラグを埋め、会社を廻していくためのおカネが運転資金です。
「設備資金」とは、工場の生産設備や倉庫のフォークリフトや運搬や営業用の車両等の、老朽化の代替や新規増設のためのおカネです。申し込みの際には、物件の見積書やパンフレットが必要になります。融資の実行された後に、金融機関が物件を確認したり、領収書をチェックされる場合があります。
融資の実行された後に、申し込みとは違う目的でおカネが「流用」されるケースがあります。株式投資をしたり、社長車が高級車になっていたりするケースがありますが、発覚して、資金使途違反で全額返済を求められる場合もあります。「バレなければ大丈夫だよ」「バレてもチャンと返せばいいんじゃないの?」と安易に考える社長さんをお見掛けしますが、金融機関とは何より信頼関係が大切です。日頃の行いを大切に、社長さんは隗より始めよです。
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