顎のだるさや歯の知覚過敏の原因は歯の食いしばりにアリ?
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
朝起きた時に口の周りがこわばったり、顎が疲れたりした経験がありませんか?
無意識に歯を噛みこんだり、食いしばったり、歯ぎしりをしたり、
生活のストレスや怖い夢を見たりばかりが原因ではなく、
習慣として強く噛むことを行っているのです。
就寝時以外にも、日中にも無意識のうちに強く上下の歯を噛みこんでいることはありませんか?
ちなみに成人の噛む力は平均60㎏と言われています。
まさに大人一人の体重分ですね。
その力を上下の歯が受け止めているのです。
まだ食事中は歯の間に食材が入っているため幾分力が緩衝されますが、
日中や夜間の上下の歯のコンタクトは、歯を摩耗や破折、むし歯、歯の動揺を促す要因となります。
またいつも強い力ばかりでなく弱い力でも持続性があり、
一日何回も行うと歯もたまったものではありません。
そういう習慣は単なる噛みしめとは区別して悪習慣と言わざるを得ません。
その悪習慣を断ち切るにはご自分で噛みしめていることを意識することです。
そういう習慣をお持ちの方はその行為が当たり前になっており、
注意しても「そんなことはやってません」とよく言われます。
もちろんよく話すと理解していただけますが、
それが悪習慣と呼ばれる理由です。
上下の歯の噛みしめ、食いしばりは決して簡単に治るものではありませんが、
まずはご自身でその行為を見つめ直して、歯科医までご相談下さい。
放置しておくと、あなたの歯が早期にダメになります。