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コラム

原因のわからない歯の痛み もしかしたらTCH?

2015年8月11日

テーマ:ブラキシズム

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



歯の痛みを訴える患者さんの中には、むし歯も歯周病にも該当しないのに、
痛みに戸惑っている方もいらっしゃいます。

もちろん親知らずや三叉神経痛などとは関係ないようです。

原因が分からずに、日常の生活に支障が出る。

「心筋梗塞の症状の一つとして、歯の痛みを訴えることもある」とご高名な先生が指摘されていました。

しかし一般的に歯の.痛みは歯科に来院されます。

このような歯に直接原因が無い、他の全身的な原因の場合は別にして、よくある原因は歯の「TCH」です。

「TCH」とは日常的に無意識に上下の歯を接触させるくせの様なことで、ブラキシズムとも言われます。

意外と侮れない行為です。

何時も歯を強く噛んでいたり、無意識に何回も噛み続ける、
このような結果、顎や筋肉、歯が痛んだりします。

その結果歯が揺さぶられ、周りの骨が吸収して歯周病を悪化させたりします。

また、歯がすり減り、歯にヒビが入り、歯が欠けたり、歯が割れたり、詰め物がすぐ取れたりと
様々なトラブルを引き起こします。

あなたもこのようなことはありませんか?

テレビを見ている時、パソコンの前で、台所仕事の時、車の運転中になど
日中の色々な場面で歯を習慣的に噛み合わせていませんか?

くせとは怖いものです。

ある患者さんは、歯を真っ二つに割ってきました。

「硬いものは噛んでいなかった」とおっしゃっていましたが、常習的な「TCH」です。

歯の摩耗の形である程度わかります。

歯周病の原因はプラークですが、日常的な歯の強い接触による歯周病の進行も結構多く見られます。

せっかく歯を大切にしていても、このようなくせで歯を失ってはいけません。

それを防ぐには、強く噛み続けることをやめることです。

食事時以外は歯をあまり合わさずに、上下の歯の間に」2~3mmの隙間をとって下さい。

詳しくはかかりつけの歯科医院にてご相談下さい。

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津谷良

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