○マンションの敷地○

宮本裕文

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テーマ:権利関係


敷地利用権

①敷地利用権

区分所有建物が建っている「敷地」に対しては、区分所有者が土地所有権の共有持分か、地上権、賃借権の準共有持分を持っていることが通常となります。
このような「専有部分」を所有するための、建物の敷地に関する権利のことを「敷地利用権」といいます。

②専有部分との分離処分の原則禁止


「敷地利用権」が共有、地上権または賃借権の準共有である場合には、区分所有者は原則として、その専有部分(自室)と敷地利用権を分離して処分(売買)することはできないとされています。

なお、規約で分離処分を許す旨を定めることもできますが、一般的ではありません。

原則の通り、分離処分ができない場合に、これに反してなされた処分(売買)は無効とされますが、そのことを知らなかった相手方に対しては、その無効を主張することができません。



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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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