○ローン壊し○

宮本裕文

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テーマ:不動産トラブル


ローン特約

ローン壊し?

ローン特約を悪用した契約の解除を、業界用語で「ローン壊し」といいます。
一般的に、買主が融資を受ける場合には、ローン(融資)特約付きの契約となります。この特約は、ローンが承認されない(不成立)場合に契約を白紙解除させるものです。

ほぼ100%の特約

現在、融資を受ける購入者が個人の場合には、ほぼ100%この特約が付きます。

特約を悪用した解除

しかし、買主が意図的にローンが不成立になるように仕向けての契約解除は、売主からすれば不公平であり、また不安定な契約となります。
契約はしたが気が変わった!
他により良い物件があった!
などの場合。

そこで、契約書では、買主がローンの手続きを怠ったり、故意に虚偽の証明書等を提出してローン承認を得られなくした場合には、ローン特約は適用されないことが明示されているものもあり、契約の解除は手付解除や違約金解除となります。
従って、ローン特約を意図的に用いた解除は、上記のように契約上、認めらない場合がほとんどで悪意をもった解除にはペナルティーも発生します。

稀なこと

ただし、融資の事前審査承認後の契約が通常ですので、適用されるケースは稀なことです。



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宮本裕文
専門家

宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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