コラム
○解決の行方○
2022年7月4日
心理的瑕疵
余計な一言 ありがたい一言
某大手住宅会社の営業社員さんが頭を抱えています。
担当のお客様は、土地も購入済み、建物の請負契約も締結、建物部材発注も完了、あとは棟上げを待つだけです。
地鎮祭のとき わざわざ
先日、地鎮祭を執り行ない敷地内で雑談をしていると、近所の住民が「その土地で昔○○(不自然死)があったけど、知ってる?」とわざわざ伝えに来たらしく和やかな雰囲気が一変し、お客様は「聞いていない、解約する」と、一方媒介した不動産業者と売主は「何十年も前の事で、敷地内の放置車両内での出来事であり解約の条件には当たらない」と。
線引きは困難
せっかくの新築、お客様の気持ちも十分わかりますし、売主の言い分も理解できます。以前のコラムでもお話しましたが、心理的瑕疵の線引きは非常に難しく、当事者の感覚で決まります。実際、不動産業者も売主からその話は聞いてなく、売主も相続による取得の為、気にも留めてなかったようです。
土地の所有権は移転済み、建物の部材発注も完了、そして売主の解約拒否、解決の行方は?
高い確率で発見されます
そして心理的瑕疵は、高い確率で発見されます。
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