○コンプライアンス違反○

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:不動産トラブル

その原因を考える


●宅地建物の取引業務は、どうしてもトラブルやクレームを生み出しやすい危険があると思います。主なコンプライアンス違反の原因を考えてみました。

●原因① 実績主義
特に営業職では個人の能力を数字で評価しやすいため、実績重視主義になる傾向があります。(不動産業界のみならず各業種の営業職におけることです)そしてその業績評価=成功報酬となることにより、営業マンが成果を急いで契約成立を優先させる傾向を強めてしまい、結果的に顧客の立場をおろそかにしてしまうケース

●原因② チェックがききにくい事業体制
営業所・店舗ごとの管理部門がない事業体制のため、細部まで業務内容の管理が行き届かず、特に媒介業務では、物件調査から契約締結まで一つの取引を各営業マンに一任している「自己完結型」がほとんどであるため、会社や上司のチェックが行き届かなくなるケース

●原因③ 転職が頻繁
不動産業界は転職が多いのも特徴の一つです。人材の流動化が高いため、社内の人材は、経験の浅い若手社員が多数を占めています。社員の入社・退社が頻繁なため、経験を積んだ年代の社員が少なくなりノウハウの、蓄積や伝承が難しくなるケース

原因④ 当事者意識の欠如
自分には手が届かないほどの高額商品を取り扱いますが、他人の所有物であるため実感がわかず、当事者意識や責任感が希薄になりがちなケース

などとなります。

●小さなコンプライアンス違反でも負の連鎖にしかならないので、業務に携わる一人ひとりのコンプライアンスの実践が重要だと思います。



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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

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