隣接建物の庇などの越境

宮本裕文

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テーマ:不動産トラブル

越境物


●越境物は「隣地へ越境している場合」と「隣地から越境されている場合」があります。
また、擁壁の基礎の一部等が地中の見えない部分で越境している場合もあります。

実際の取引においては、引渡しまでに越境状態を解消することが大原則ですが、容易
に解消することが物理的に困難な場合もあります。

そのような場合は、越境物の所有者と話合い、越境物の撤去について「協定書」・「覚書」
などを交わすことで対応するのが、実務における一般的な対処といえます。
*将来の建替え時に越境物を撤去するなど

●取引の際、すでに協定等がある場合は、売買契約書に協定の内容を承継する旨を
約定するとともに、重要事項説明において、その内容を説明します。

協定書等がない場合には、隣地所有者・売主・買主の協議を行い、その合意内容を書面
にします。



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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

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