顧客が抱く不安と、顧客が宅地建物取引業者に期待することは。

宮本裕文

宮本裕文

不安と期待。


不動産は高額な買い物です。そして簡単に買換えたり、仕方ないと諦められるも
のではありません。
また、不動産の中でも特に住宅は自身や家族の生活の大切な基盤ともいえます。

そこで顧客は時間をかけて研究し、比較検討を繰り返し慎重に物件を決めるとい
うことになります。
それに対し、顧客の状況や立場をあまり考えず、性急に結論を迫るような営業行為
は、顧客の不審をかうことになってしまいます。

ただでさえ、顧客は新しい住宅に対する期待と、同時にさまざまな不安を抱えている
ものです。

例えば、「信頼できる会社なのか?」「トラブルが発生した際、誠実に対応してくれる
のか?」といった会社に対する不安、「不動産取引を行なう上での必要な知識を備
えているのか?」「本当に任せていいのか?」という宅地建物取引業者に対する不安、
さらには、購入・売却・契約、周辺環境、物件自体に関する不安など、住宅を購入
した後の生活の変化について、多くの不安を抱えているものです。

特に、物件周辺の情報や街の環境情報には、強い関心が寄せられています。

全宅連アンケート調査。
○「物件の基本情報以外に期待する情報は何ですか?
・物件の周辺情報 82%
・物件の写真    81%
・街の環境情報   60%

○不動産の取引の際、宅地建物取引業者に期待することは?
・地域事情や取引に関する法律や制度等の説明   70%
・契約の成立に向けた交渉をうまくやってもらえること  56%
・住宅ローン等の的確なアドバイス             50%

となっています。      

宅建士の業務とは。    


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宮本裕文
専門家

宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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